ロイヤリティーフリー音源とは何か。著作権フリー音源との違いなどをサクっと解説。

ロイヤリティーフリー音源という言葉の意味についての記事です。
よくこのブログでもロイヤリティーフリー音源について説明することが多いので、1つの記事に書いておこうと思います。

・ロイヤリティーフリー音源とは?
 - メリット・デメリット
・なぜロイヤリティーフリー音源という形態が出てきたか
・著作権フリー音源とは?

このような流れで説明します。

ロイヤリティーフリー音源とは?

ロイヤリティーフリー音源とは、ロイヤリティ(使用料)を気にせず(フリー)に、様々な用途で音楽が使える音源のことです。

日本最大手AudioStockや海外最大手Audiojungleなど、ロイヤリティーフリー音源を販売しているサイトは数多くあります。

そこでは”楽曲の使用料”(及びそのデータ)を購入する形になり、追加の使用料を払う必要がないという意味で「ロイヤリティーフリー」と銘打っています。

(あくまで「使用料」が無料なので、いわゆる”著作権の買い取り”ではありません。その音源の著作権は作者にあります。)

使用例1: 商用(非商用)のスマホアプリ/ゲームで使う。
使用例2: 個人/法人での映画/アニメーション/映像制作において、BGMとして音楽を使う。
使用例3: 結婚式のBGM、結婚式のビデオ用の音楽、二次会用の音楽などに使う。
使用例4: 芸術系のイベントのBGM(個展など)で使用する。イベント用途。
使用例5: 地方/コミュニティ放送局などで使用するBGMに使う。放送用途。

このように、一度購入すると、営利/非営利を問わず自由に使うことが可能な音楽がロイヤリティーフリー音源です。BGMを利用した作品(DVDなど)を販売することももちろん可能です。

結婚式など、著作権が気になるようなイベントにも使えます。

(購入した音源をそのままCDに焼いて販売するといった、「二次配布」は禁止されています。)
海外のAudioJungleというサイトがロイヤリティーフリー音源販売の世界最大手です。

メリット:
・一度購入すれば、著作権のロイヤリティーを気にせずに使うことが出来る。
・著作権関係の面倒な手続きが必要ない。
・結婚式やイベントでオリジナリティ・特別感が出せる。
・商用目的のスマホアプリなどで自由に使うことができる。
・様々な音源を比較的安価な価格(作曲家に直接依頼するよりも)で購入することができる。
・作曲家に依頼するよりも、「自分好み」のBGMを自由に「選べる」。

デメリット:
・ほかのユーザーも同じ音源を購入しているかも。(独占使用ではない)
・様々な作者のBGMを使うと統一感が出ないので映画などには若干不向き。
(同じ作者の作品に統一するなどの工夫が必要)

このように、商業ユースや特別なイベントに向いている音楽です。
特別な手続きは必要なく、ただ購入するだけでOKなので、法人はもちろん、個人ユースでも利用しやすいです。

ただし、音楽の著作権は作者にあるので、購入した音源を売ることや、他人が自由に取得できる状態にすること(これを「二次配布」と言う)は出来ません。

なぜロイヤリティーフリー音源という形態が出てきたか

通常の著作権団体に登録されている楽曲では、著作権使用の登録や徴収などに手間がかかり、近年のようにクリエイターが作品をスピーディーに作っていく時代背景に合わなくなってきていることが一因だと思います。

ロイヤリティーフリー音源を頒布している作曲家は、自身の音源を何かの著作権団体に登録するということは行っていません。

作曲者側からすると、どんなにヒットした映画/動画で使われたとしても、ロイヤリティーは一定なので不利な面もありますが、前払いで報酬が入ってくる点や、沢山の方に使われてもその曲の著作権はずっと自分側にあるという点でメリットがあります。

例えばアーティスト活動をしながら、その音源をクリエイター用途で使って貰うために販売する、ということも出来るのです。

著作権フリー音源とは?

では著作権フリー音源とは何でしょうか?

実は、著作権フリーという言葉は、一種のバズワード(定義が定まっていない言葉)です。

近年の使われ方を見ていると、「ロイヤリティーフリー」という言葉が知れ渡っていないので、分かりやすくするために「著作権フリー」という風に使われていることが多いです。実際に僕も、記事のタイトルで分かりやすくするために使うこともあります。

この言葉は、解釈によっては、著作権(使用料が)フリー、とも言えますし、本当に著作権が放棄された音楽を指す場合にも使えてしまうので、定義が定まっているとは言えません。ただ、ある程度分かりやすいということで使われているようです。

よって、より明確な「ロイヤリティーフリー」という言葉が、意味をはっきり示していると言えるでしょう。

こちらの記事もどうぞ。

著作権フリー、商用利用可能な音楽・BGM配布サイトまとめ

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投稿者:

ヒロキヤマモト

ヒロキヤマモト Hiroki Yamamoto 神奈川県出身。作曲家・編曲家。 幼少期よりピアノ、作曲を始める。 2012年頃から商用ミニシアター系の映画音楽を手がける。 その後、ロイヤリティーフリー音源(商用音源)をオーディオストックで販売。 スマホアプリ(AppStair株式会社 "Film Story", "Sweet Movies" 等)に楽曲を提供。 現在、フリーランスで作曲・編曲活動を展開中。 ウェブサイト http://keehiro.com メールアドレス distant.record@gmail.com