「日向川」

日向の川に 静けさを見て
流るる雲も 虹のよう

春の川辺に咲く 花たちと
水面の音を 感じながら

夏には風が 水のよう
秋にはそよ風が 身を包み込んで

あぁ ふるさとの 山風や 湧き水が
あぁ 心に沁みこんで あぁ また廻(めぐ)る



道行く道を 尋ねて来れば
静かに待つは 日向川

梅雨の季節の 静けさを待ち
蛍が今年も 顔を出す

消えないように 見守って
豊かな ふるさとに (お)降り立つ光よ

あぁ ゆっくりと 時を超え (またたい)瞬いて
あぁ 隠るるようにして 光を放つ

あぁ 日向には 昔から変わらない
優しさを詰め込んだ 流れが宿る




作詞作曲 山本広樹